ナンパを続けるための


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恋仲の成立や肉体関係の構築のために、女に声をかけて楽しませたり誘惑するのがナンパだ。

もっとも、他者を楽しませたり誘惑することは自らの精神的な余裕が必要なのにも関わらず、この行為を日常的に継続していると、女からの拒絶を断続的に浴びるが故にストレスと寂しさを募らせ、やがて自らの精神を蝕み、生きているのに死んでいるような状態に陥ることがある。
つまり、ナンパは続ければ続けただけそれを遂行できる精神状態から遠くかけ離れていく。しかし、筆者も含めてそれを継続する者は多くいる。それは恋人や肉体関係にある女を複数人抱えているからに他ならない。現に私が街でよく出会う、長く生き残っている者の多くは、受容してくれる複数の女を抱えている。彼らは拒絶を浴び続けても絶望し、今にも叫び出しそうな、また泣きそうな悲壮感で女に声をかけることはしない。その女にとって適切な言葉を選び出しながら、手際よく声をかけ、女を楽しませていく。街で拒絶を浴びることで一時的には健康的な精神状態から遠ざかるも、彼女らから受容されることで再び健康的な精神状態を取り戻すのだ。それ以外にも「女に受容された経験」がそれほど日が経たずに鮮度を保ち続けるので、健康的な精神状態は維持できるのである。

このように、ナンパは「拒絶」と「受容」を往還する場が自らにあってはじめて継続することができると言えよう。時折、ナンパは非モテが最後に手にする切り札という文言を見聞きするが、果たして非モテが恋人やセックスフレンドを抱えているだろうか、言うまでもない。

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https://twitter.com/chiba_gqn/status/1566995006552182786?t=dj9Yu8-vkLn-L_e1z6Uokw&s=19

そうしたところでasapen、現チバ氏とは逆行する。ちなみに彼は街に立つことを奮い立たせるテキストを書くというところにおいては優れていると思う。